投資信託を選ぶときに、スクリーニングをかけることが多いと思います。
その時の除外する条件の一つが
ノーロード(買付手数料無料)
です。
投資信託を購入するときの手数料がかからない商品を選びます。
なぜなら、手数料がかかると、その分、買える数量が減るためです。
しかし、今回、楽天証券がやってくれました。(良い意味で)
投資信託の買付時の手数料が、全額ポイントで帰ってきます。
つまり、買付手数料がかかっていた商品が、実質無料で購入できることになりました。
2018年7月2日約定分より、投資信託を積立取引でお買付した際の買付手数料(消費税込み)を約定日の翌営業日に全額をポイントでお客様へお返しするサービスを開始します。
これまで、銘柄を選ぶ際に手数料の高い銘柄を選びにくかったお客様にも、これからは手数料を気にすることなく自由に選んでいただけます。また、これまで投信積立取引で「買付手数料1%ポイントバック」と「超割」にてポイントで手数料の一部をお返ししておりましたが、本サービスの開始とともに適用がなくなります。
なお、現在積立設定中の投信買付につきましてもポイントバックの対象となります。
楽天証券-積立手数料(消費税込み)を全額ポイントバック!あなたの好きな銘柄を長期で積み立て!―
買付手数料が全額ポイントで返ってくる
これまでも楽天証券では、買付手数料が返ってきていました。
これまで:買付手数料の1%(消費税抜き)
いままで:買付手数料全額(消費税込み)
いままでは、たったの1%。
これからは、全額で、しかも消費税まで込みなんです。
これまで、リターンは高いけど、販売手数料がかかるからと買うことをためらっていた商品も選ぶことができるようになります。
そして、帰ってきた販売手数料分のポイントでまた、投資信託を購入。
楽天証券内で、ポイントで投資信託を購入するループが出来上がれつつあるのかもしれません。
日本の将来の先細りに、日本国民が気づきだし、投資を始めるひとが増えている昨今。
楽天証券が消費者の囲い込みをはじめたようです。
これからは、手数料をきにせず、成績のよさそうなアクティブファンドを商品選定の候補にしてもいいかもしれません。
だって、手数料が実質無料だから。
対象外
今回のポイントバックはすべての商品が対象ではなく、対象外の商品があります。
それは、
- つみたてNISA
- 法人口座
- IFA口座
- 積立以外の投資信託買付
- 楽ラップの積立契約
つみたてNISA
つみたてNISA対象の商品は対象には含まれていません。
なぜなら、つみたてNISAに選ばれる条件が、
・販売手数料はゼロ(ノーロード)
・信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
・顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
・信託契約期間が無期限または20年以上であること
・分配頻度が毎月でないこと
・ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと
だからです。販売手数料がないため対象にはなりません。
楽ラップの積立契約
楽ラップでは、ロボアドバイザーが一人ひとりにピッタリの運用コースを診断・提案するので、投資を簡単に始められます。
また、資産配分の変更や売買などが自動で行われるので、資産運用に伴う手間を省くことができます。
積立サービスの利用や運用金額、運用コースの変更もできるので、自分のペースで資産運用を続けることができます。
最近、いろいろな人口知能に資産運用を任せる商品がでています。
代表格が【WEALTHNAVI】や【THEO】です。
それらの楽天証券版が楽ラップです。
16の質問に答えるだけで、自分にぴったりの運用コースをロボアドバイザーが提案してくれます。
また、TVT機能(下落ショック軽減機能)を搭載し、価格変動が大きいときには、債権の配分を増やし、価格の変動を抑えます。
人工知能搭載の商品は今後、どんどん増えていずれはトレーダーがいなくなるかもしれません。
人口知能の維持コストの関係やこれからの商品のため、今回の手数料バックからははずれたのかもしれません。